2013年12月4日水曜日

悲報

NHK執行部「テレビがなくても全世帯から受信料を徴収する義務化」

NHKの最高意思決定機関である経営委員会が、NHK執行部に対し、インターネット
サービス充実のため、受信料制度の見直しを求めたところ、テレビがなくても全世帯から
受信料を徴収する義務化を明記した回答文書を提出していたことが2日、分かった。

経営委員会は今年2月、NHKに文書で義務化を含めた受信料制度の見直しを要請した。
番組を放送と同時にネットで見られるようになると、区別して受信料を徴収するのは現実的には困難だからだ。これに対し、松本正之会長(69)をトップに理事ら計12人で構成するNHK執行部は8月、「今後の方向性」として放送法を改正して「支払い義務化」を明記した回答文書を経営委に提出。

文書は(1)すぐに義務化に踏み切る(2)現行制度のもとで支払率を上げ「世帯数の減少や
物価上昇などによる努力の限界」に直面した後に義務化する--の2通りの方法を示している。

全国の受信料支払率は現在、73%台にとどまり、特に都市部で低く「負担が公平でない」と
指摘されている。しかし、NHK執行部には「9割以上の世帯から徴収できる制度的な保証が
ないと義務化は無理」として、未契約世帯に対する訴訟などで支払率アップを期す声が根強い。

このため、9月に改めて経営委に提出した文書は「義務化」の末尾に疑問符を付け加えるなど、
経営委にとって後退した内容となった。

義務化は、第1次安倍晋三政権で2006年に総務相に就任した現官房長官の菅義偉
(すがよしひで)氏が強く求めた。当時は、相次ぐ職員の不祥事による受信料不払いが
急増しており、菅氏は「義務化で2割は値下げが可能」と国会で述べたが、NHKの橋本元一会長が難色を示し、結果的に見送られている。

文書について、NHK広報部は「内容は非公開としており、回答は差し控える」とコメントしている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131203-00000012-mai-soci 
  

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